収穫作業が多いナス栽培は環境制御で自動化・省力化!

高知県 なす生産者 土居さん

導入時期:2022年4月 設置台数:ハウスナビ1台+クラウドサービス
導入時期:2023年6月 設置台数:換気ナビ1台+拡張ボックス、ハウスナビ1台

高知県 なす生産者 土居さん

導入時期:2022年4月 設置台数:ハウスナビ1台+クラウドサービス
導入時期:2023年6月 設置台数:換気ナビ1台+拡張ボックス、ハウスナビ1台


ナスの生産量全国1位の高知県でナスのロックウール栽培に取り組む安芸郡東洋町の土居さんは、20歳で就農し農家歴36年になります。ハウス2棟(26a+13a)を夫婦で営農しており、出荷先は全量農協出荷です。最初は父親の跡を継いでミニトマトを栽培していましたが、労力を考え単収の良い小茄子(十市ナス)の栽培を始めました。しかし阪神淡路大震災の影響で価格が下がってしまい、経営のことを考えたときにこの地域で一番安定しているナスを選びました。

現在栽培している品種は「お竜」です。今までは「竜馬」を栽培していましたが、「お竜」は単為結果のためハチやホルモン剤を使わずに実が出来ます。3~4年前に出た品種ですが、受粉の手間が軽減されるため、安芸地区では約70%が「お竜」を栽培しているとのことです。
栽培スケジュールは【7月定植→8月中旬頃収穫開始→6月中~下旬収穫終了】です。ロックウール栽培なので、土耕栽培のように土壌消毒の必要がなく長期間収穫することができます。昨年の収穫量は19トンでした。

なぜニッポーの環境制御機器を選ばれたのですか?

色々なメーカーの機器を比較した結果、センサーの信頼性が高いニッポーさんの機器を選びました。木製ボックスに入った乾湿球センサーは他のメーカーさんには無く、かなり精度が高いものです。以前使っていた抵抗式の湿度センサーは100%を超えることがありました。ナスの栽培で湿度はもっとも重要な管理項目で、私のハウスでは70~80%を保つようにしています。夜間でも90%以上にならないように気を付けています。
ナスは乾きすぎると実にきれいな艶が出ず、湿度が高すぎると病気が発生します。そのため、正確な湿度測定と制御はとても重要です。また、早朝に湿度が高い状態が続くと病気の原因になるため、“スカシ換気機能”を使って対策しています。朝方少しづつ湿度を抜くことができるとても良い機能です。飽差管理も大事で現在は3~7g/m3で管理していますすが、もっと絞っていきたいと思っています。

換気ナビと拡張ボックスの使い方を教えてください

換気ナビは4系統なので2ハウス制御するためには系統数が足りず、拡張ボックスも導入しました。天窓×2、サイド側窓×2、遮光と保温の二重カーテン、暖房機、に割り当てて使用しています。今まではサイドの側窓は手動で管理していたため、ハウスへの往復も考えると時間と手間がかかっていました。環境制御機器を導入し、自動化したことで収穫に専念できるようになりました。また、手動の時よりもこまめな換気ができるようになり、湿度対策も万全です。

今後の展望

統合環境制御盤「ハウスナビ・アドバンス」とクラウドサービスも導入し、フルスペックの設備を整えました。今後は、約3時間半(2,600平米のハウスで)かかっている消毒作業を自動化したいと思っています。もっと省力化して、収穫に専念できる環境を作っていきたいと思っています。

設置現場

設置現場

インタビュー動画


【高知県なす生産者 土居さんのインタビュー動画】
1台で多系統の天窓を一括管理!
天窓・カーテンの開閉を自動化できるコントローラ「換気ナビ」

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天窓・カーテンの開閉を自動化できるコントローラ
「換気ナビ」

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