【きのこ農家になるためには】栽培の初期費用や収入をご紹介

2022/11/28

きのこ栽培システム

しいたけやきくらげ等きのこ栽培に新規参入する企業も増えている中、とくに菌床栽培は、新規事業だけでなく、すでに農業を営んでいる方からも注目されています。この記事では、きのこ栽培事業の魅力ときのこ農家になるために必要な資金や設備、収入の目安についてお伝えします。

きのこ栽培は参入しやすい人気の事業

きのこを栽培する方法は、原木に穴を開け種菌を植え付ける原木栽培と、おがくずに種菌を植え付けた菌床を使う菌床栽培があります。近年きのこ栽培事業として人気の高いのは菌床栽培です。菌床栽培が人気である主な理由は次のようなものです。

  • 今ある農地やビニールハウスなどの施設を利用できる
  • コンテナやビニールハウス内で育てるため、天候の影響を受けにくい
  • 栽培環境をつくれば周年栽培・出荷ができる
比較的軽作業なため女性や年配の方を採用して働いてもらえれば、地域に貢献できる魅力もあります。

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きのこ農家になるには?必要な初期費用について


きのこ栽培を新規事業としてスタートする場合、ビニールハウスやコンテナなどの栽培施設が必要になりますが、他にも空調機器や加湿器など栽培環境を作るための設備導入が必要です。


【初期投資の概算】

  • 100坪の栽培ハウス:約1,500~2,000万円
  • 40フィートのコンテナ栽培:約1,000万円

金額はハウスの規模や設備によって異なりますが、100坪の新築のハウスに防湿処理を行うと、ハウスだけで約1千万円かかります。初期費用を抑えてスタートしたい場合は、既存のビニールハウスや空いている小屋などを利用する方法があります。また、きのこを栽培するためには菌床が必要ですが、菌床の製造には多くの機材が必要になり費用(5~6千万円)もかかるため、まずは出来上がった菌床を仕入れる形で事業をスタートしたほうがよいでしょう。
(※上記概算に菌床製造機器関連は含まれていません)

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きのこ農家は儲かる?収入の目安と求人について


きのこ栽培は人気のある事業ですが、実際にはどれくらい儲かるのか気になるところでしょう。きのこ農家の年収や求人についてご紹介します。



きのこ農家の年収について

種菌メーカーのシミュレーションによると、年間84,000菌床を購入して栽培を行うしいたけ農家の場合、出荷時の市場単価や出荷地域にもよりますが、年間約380万円の収入を得ることができるという試算結果がでています。
※使用している設備や栽培方法によって生産量は変化します。

設備を増やし、自社で菌床を製造できるまで規模を拡大すると、さらに収入を増やすこともできるでしょう。きのこ栽培事業をコーディネイトしてもらえるサービスなどを積極的に利用すれば、目標に合わせた事業展開をサポートしてもらうことも可能です。




きのこ栽培の求人に応募し経験値を積む

きのこ栽培は天候に左右されにくく他の農作物より栽培しやすいですが、農業未経験からの新規参入は不安もあるでしょう。
多くのきのこ農家では、栽培未経験でもできるアルバイトや正社員の求人を出しています。地域や雇用条件などにより収入に違いがありますが、正社員で月18~25万円ほどの求人が多く見られます。きのこ農家を始めることに不安がある方は、まずは仕事を経験して知識を得ながら起業の準備をするのも良いのではないでしょうか。



農業未経験で不安な方や、初期費用についてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひニッポーにご相談ください。きのこ栽培機器のスペシャリストが、ご要望に合ったプランをご提案します。




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